災害時のメンタルケア。PTSDに有効です。

熊本の地震から1ヶ月が経ちました。

少しずつ復興も進んでますが、地震で住む家を失った方々は、震災時のショックや避難所生活のなかで、体力的にも精神的にもストレス状況にあり、体調を崩すなど辛い思いをされているかと思います。

このような状況で、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症する方も少なくありません。

今回は、PTSDから回復する方法として、自分で簡単にできるセルフケアをお伝えします。

人間はパニック時や、困難な問題に対処する必要がある時、脳の血流が後脳(大脳新皮質の後ろ、間脳、脳幹)に集中します。

後脳は、自律神経の反射、過去の記憶や感情を司っており、後脳が優勢な時は、自動的に今までの考え方や思考パターンにはまってしまい、頭の中でネガティブな考えが堂々巡りをしてしまいます。

そんな時に、どうすれば気持ちを落ち着かせることができるのか。
それはESR(エモーショナル・ストレス・リリース:感情ストレスの解放)
というテクニックを使います。
このテクニックは、実際に阪神大震災や東北大震災の被災者に使われて沢山の方が救われています。

ESRのやり方を、図をまじえながら解説しましょう。

ESR

現在感じているストレスや問題を考えながら、前髪の生え際と眉毛の間くらいにある、おでこの一番出っ張っている部分に、軽く触れる。(両手、片手どちらでもOK)
両手の場合は指の腹で、片手の場合は手の平でおでこを覆うように軽く触れる。

※この時、不安や恐怖の感情が高ぶりすぎて、辛くなった場合はすぐに手を離してやめます。少し時間を置いて再度やると、うまくできることもあります。
しばらくの間、手を当てたまま、ゆっくり深呼吸を繰り返します。
そのうちに感じていたストレスが、徐々に和らいで気持ちも落ち着いてきます。
この方法は自分一人でもできますし、二人で組んでお互いにやり合うこともできます。
人にやってもらった方がよりリラックスする場合があります。
男性・女性問わず、小さいお子さんから年配の方まで、誰でも簡単にできます。
このESRで後脳に集中していた血液を前脳へ行き渡らせる事によって、物事を冷静に判断し、
前向きに捉える事ができるようになっていきます。

前脳(前頭葉)は後脳とは反対に、今この瞬間を考え、新しい創造(Creative)を生むところです。

ESRで前頭葉を活性化して、ストレスを解放し、前向きな思考を取り戻していきましょう。

今回の熊本地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様、そのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。

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